豊胸シリコンバッグの抜去手術の OK/NG
シリコンバッグで豊胸手術をされている方の中には
気持ちの問題や実質的なトラブルによって
豊胸シリコンバッグの抜去、またはシリコンバッグの入れ替えを
考える方がいると思います
美容外科クリニックで手術を受ける前にぜひ知っておいてもらいたいのが
シリコンバッグ豊胸でできる「カプセル」について。
抜去手術の際に問題になるのが
「カプセル」を残すのか、残さないのかということ。
それでは、詳しく説明していきます
<MENU>
1.そもそも「カプセル」ってなに?
2.バッグ抜去の際にカプセルを残す理由
3.バッグ抜去後の脂肪注入豊胸で気をつけるべきこと
そもそも「カプセル」ってなに?
クリニックに寄せられるご相談を拝見すると
どうやら、カプセルをシリコンバッグの外装と思っている方もいるようですが
カプセルとは豊胸手術後にシリコンバッグを包み込むように形成される
自己組織の膜=被膜のことを言います
ちなみに、この被膜が厚くなって
シリコンバッグを強く締め付ける状態を「カプセル拘縮」と言います。
バッグ抜去の際にカプセルを残す理由
カプセルは自己組織なわけですから
バッグ抜去の際に残しても問題ありません
むしろ、無理に取ろうとすると出血量が多くなることや
脇からのバッグ抜去が困難なため傷口が目立つなどの
リスクを伴います
バストの見た目もそれほど改善されるわけではないので
THE CLINIC ではそういったケースこそ
脂肪注入でフォローすることをお勧めしています
バッグ抜去後の脂肪注入豊胸で気をつけること
長時間、豊胸シリコンバッグを挿入していたり
カプセル拘縮を起こしている場合
バッグ抜去だけでは、胸の変形が強く残ることも考えられます
バッグを抜去する際
気持ちの問題や実質的なトラブルによって抜去を決意するため
シリコンバッグの入れ替えを希望する方は少なく
コンデンスリッチ豊胸を同時に希望される方がほとんどです
しかし、脂肪注入前のバッグ抜去の際には
カプセルが破れないように、きれいに残ことが成功の分岐点
カプセルの中は血液が通っていないので
そこに脂肪が入り込んでしまうと
やがて脂肪は壊死してしまうのです
例えば、カプセルをきれいに残すことを考えずに抜去してしまうと
カプセルが所々破れてしまい多数の穴ができてしまいます。
そうすると、カプセルの外側に脂肪を注入しても、
その穴から脂肪がポケットに入ってしまう恐れがあるのです
カプセルをきれいに残すことで
脂肪がカプセルの中に入るのを防ぐことができます
シリコンバッグ抜去の際は
基本的に「カプセルをきれいに残したほうが良い」
ということを、ぜひ覚えておいて下さい
ただ、それにはかなりの技術力が必要です。
当院では、豊胸シリコンバッグ抜去と同時の
コンデンスリッチ豊胸を数多く行っていますが
ほとんどのケースで、きれいにカプセルを残してやっています
豊胸シリコンバッグにお悩みの方にも
そんな経験に基づく体験談や
的確なアドバイスができると思いますので
気になる方はTHE CLINIC 名古屋院までお気軽にご相談下さい