シリコンバック豊胸後のトラブルについて

こんにちは

THECLINIC名古屋院 看護師深見でございます

 

9月に入り、少しずつ涼しくなってまいりましたね

悪天候が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

 

私は先日、長野県の阿智村に星空観賞に行く予定が・・・

豪雨と、雷雨により中止になってしまいました

 

ゲリラ豪雨も多いので皆様、通勤や通学、お出かけの際は気を付けてくださいませ

 

さて今日は

シリコンバックの取り出しについてお話をさせて頂きたいと思います

 

大きなバストにあこがれ、シリコンバックを入れる人も多くいると思います

ですが、必ず入れる前にメリット、デメリットは知っておく必要があります

 

シリコンバックは一度で、大きなバストを手に入れられるメリットがある反面デメリットもあります

 

・カプセル硬拘縮を起こす可能性

・変形、引き攣れ

・バックの破損

・入れ替えの必要性

等、デメリットあります

 

当院へ来院されるお客様の中でも、以前入れたシリコンバックの変形や、拘縮で相談に来られる方は多くいらっしゃいます

 

硬さや、変形の症状を放置してしまうと、取り出しが非常に困難になり

バックを取り出しても、引き攣れが残ってしまうケースもあります

代表的なトラブルとして挙げられるのが、バストが硬く変形してしまうカプセル拘縮(被膜拘縮)です。

シリコンバッグを入れると、体は異物と認識し、バックの周りを薄い膜で覆います(被膜)

そして、その異物を被膜内に閉じ込めようとします。

この一連の反応は正常なものであって問題はありません

ですが、被膜がだんだん厚くなってくると話は別

シリコンバッグプロテーゼが強く締め付けられ、同時に胸は硬く変形してしまいます。この状態がカプセル拘縮です。

カプセル拘縮を起こす割合は、生理食塩水やシリコンバッグなどで豊胸手術したうちの10人に1人と言われています。

通常時通常時:シリコンバッグも本来の形を保ち、バストのフォルムも正常

力を入れた時カプセル拘縮:厚い被膜でシリコンバッグが締め付けられ、バストも硬く変形

 

実際にカプセル拘縮を起こした症例。

 

上記写真の症例は15年前にシリコンバックを挿入し、カプセル拘縮が強く

取り出しに困難を要した方の、バック取り出し前(右)取り出し後(左)の症例写真です。

取り出しと同時に、コンデンスリッチ豊胸を行っており、自身の脂肪をバストに注入しているので

取り出し後の窪みや下垂は気にならず、自然なバストになりました

当院では、シリコンバック取り出しと、脂肪注入は同日に行っています

バックの不自然さや、痛み等でお悩みの方は、ご相談くださいませ